高知の地盤調査会社 有限会社グランドワークスの業務内容紹介「地盤調査」

業務内容業務内容

地盤調査の基礎知識

地盤調査とは、計画している建物や構造物を建築するにあたって、その地盤自体がその建物の重さを支える強度が十分にあるかどうかを測定する事です。
測定によって出た結果をN値や長期許容支持力(qa)という数字に置き換えて検討していきます。
ここで注意していただきたいのは、N値や長期許容支持力(qa:kN/㎡)が大きい事と沈下するかしないかは別物であるということです。N値やqa値では沈下量は分かりません。
その沈下量をも検討した結果が地耐力というものです。
また、調査目的や計画される構造物によって適正な調査方法を選択しなければなりません。
また、事前の予備調査や現場周辺の現地調査も重要となります。

調査方法

主な調査方法には、スウェーデン式サウンディング試験のような静的貫入試験と標準貫入試験やラムサウンディング試験のような動的貫入試験の2種類があります。
他にも載荷試験や物理探査等もありますが、ここでは小規模建築物等では一般的なスウェーデン式サウンディング試験と標準貫入試験について簡単にご説明します。
※令和2年10月26日付で「スウェーデン式 サウンディング試験」のJISの規格名称が「スクリューウエイト貫入試験」に変更になりました。

スウェーデン式サウンディング試験

戸建て住宅においては、広く一般的に採用されているのがスウェーデン式サウンディング試験です。
この調査方法は戸建住宅の地盤調査方法としては、軽便で機動性も高く、作業能率が良く低コストであるという点では大変適した調査方法と言えます。
スウェーデン発祥のこの調査方法ですが、今ではJIS規格のみならず、国交省の告示1113号においても認定された調査方法となっており、日本オリジナルに進化した調査方法といえます。軟弱な層を探すのに適しています。
しかし、土質確認ができなかったり、ロッド周面の摩擦の影響が懸念される場合があったりするなど、デメリットもないとは言えません。
この調査方法では、調査者やデータの取扱者に一定の技量が求められます。
そのため、できるだけ個人のスキルやデータの記録ミスがないように全自動式調査機の選択をお勧めします。
この試験は、最大軽33mmのねじ状のスクリューポイントを、直径19mmのロッドに取り付け、最大100kgのおもりの力で回転させながら押し込みます。
その時の半回転数(Nsw)や貫入量(cm)、音や手応えを記録して地盤の固さを調べるものです。
弊社では、全自動式調査機を使用しての全てのデータ記録はもとより、調査測点の位置情報や調査にかかった標準時間まで全てを記録、電子認証付きとしていきます。

スウェーデン式サウンディング試験の3DCG動画による解説

標準貫入試験(ボーリング調査)

求められるN値が大きい場合やスウェーデン式サウンディング試験では貫通できない場合、支持層の深度が深い位置にある場合、又は土質の確認や土質試験が必要な場合には、ボーリング機械を用いて標準貫入試験を行います。
一般的にボーリング調査と言われるものがこれです。これは世界的に最も標準的な試験と言えます。

戸建住宅の場合、工期や騒音(エンジン音・打撃音等)、コスト的な問題からあまり行わないことが多かったのですが、最近では液状化判定をするために戸建住宅でも行う場合があります。

この試験では、ボーリング機械で掘削した1m毎の深度において、標準貫入試験用サンプラーをボーリングロッド先端に取り付け、そのロッドに63.5kgのドライブハンマーを高さ76cmから自由落下させて、そのエネルギーでサンプラーを30cm貫入させた時の打撃回数を測定して地盤の固さを調べようとするものです。この打撃回数がN値と言われています。
この時のサンプラーの中に直接採取された少量の試料土を用いて、土質柱状図や各種土質試験が行われます。
軟弱な層より堅固な層を探すのに適しており、N値50以上、深々度までの調査が可能です。
連続した柱体にサンプルを採取するオールコアボーリングもあります。

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